天皇の料理番（ドラマ2作＋スペシャルドラマ1話）｜無料で見放題できる動画配信サービス10社まとめ

• しょもお
• 20代・男性
• ★★★★☆（8/10）

• 龍馬伝
• バンビーノ

この作品は私が思うにここ最近のドラマにはあまりない、おもしろいドラマだと感じました。

時代背景が明治から昭和の戦争の時代なのでいろいろ難しい、かたいドラマなのかなと思いましたが、本作品は料理を主な題材としているので魅力的な料理の映像、自分が食べていた料理（洋食）は100年前はこのような食べ方をしていたんだと勉強になりました。

NHK顔負けの時代ドラマだと思います。主役の佐藤健がとてもいい演技をしていて、最初は田舎から出てきた生意気な少年から年をとるにつれて、立派な料理人への成長する演技が見ている側の私たちも応援したくなる気持ちになります。

兄役の鈴木亮平は主人公が会うたびに病が悪化していくのですが、役作りで最初はふっくらしていたのが、だんだん病気で痩せていくのを減量で再現しているのを見て役者魂がすごいと感じました。

脇役のキャストの方もとてもよく、上司の料理長役の小林薫が上京してきた主人公の父親のような役割をし、とても主人公とのやりとりは実の親子のように感じました。

• kuku
• 40代・女性
• ★★★★☆（8/10）

• 北の国から
• 家売るオンナ

主人公演じる佐藤健が格好いい、というものあったけど、実話をもとにしたストーリーだけあり、主人公が試練を乗り越えるたびに面白さがありました。

また、彼の妻を演じる黒木華の配役は、つつましやかでありながら、主人公を思う一途さを体現する存在としてまさにどんぴしゃでした。

この二人が夫婦となるとき、主人公より先に逝くことはしません、と妻は語りますが、実際には妻が主人公よりも先に他界することとなります。

その時主人公は、かいがいしく妻を看病しますが、一流の料理人は、仕事仕事ではなく家族をも大切にできる、やはりそういう人物であってほしいなと感じさせてくれたいい場面でした。

さて、主人公の料理の師匠として、演技力に定評がある小林薫が登場します。

彼は高い料理の技術を持っていても、自分の包丁を丁寧に丁寧に研ぐ、という基本を決して怠ることのない人物です。

彼と出会い、もともとは粗野であった主人公が仕事に面白味を見出していく過程が、やはりこのドラマの見どころかと思います。

• スマイル
• 40代・女性
• ★★★★★（10/10）

• JIN-仁-

私は歴史が好きで、「天皇の料理番」に関しては文庫本も読んでいましたし、以前ドラマ化されたことも知っていました。

ですので非常に期待して視聴しましたが、その期待を裏切らない内容であり、大変満足できたというのが私の感想です。

満足できた理由の1つにキャストが皆、役にはまっていたというのがあります。

私は当初、主人公の篤蔵を佐藤健が演じると聞いたとき、俳優としての演技力に疑問を感じ正直どうなのかな？と思っていました。

しかし見ていくと、ドラマの中で篤蔵が料理人になり最終的には天皇の料理番として成長していくのと同じように、佐藤健自身も成長していく姿を見て感じる事ができ、非常にドラマに引き込まれていきました。

また主人公を脇で固める俳優も非常に演技力のある人物が揃っており、それが篤蔵役の佐藤健を引き立て良かったと思います。

次に満足できた理由の2つ目としては、内容があまり堅苦しくなく、わかりやすく見やすかったと思います。

主人公の篤蔵はひょうひょうとしたところもありましたし、時代物を描きながらも時々クスッと笑えるようなシーンも多かったのが良かったのではないかと思います。

私のように歴史が好きな者でもそうでない者でも楽しめるような構成になっていたかと思います。

以上2点以外にも、ドラマの中で使われていた音楽などもドラマを盛り上げるのに非常に効果的であったと思いますし、最後まで楽しく満足しながら見ることのできるドラマに仕上がっていたと評価しています。