振り返れば奴がいる（全11話）｜無料で見放題できる動画配信サービス10社まとめ

• ふじお
• 40代・男性
• ★★★★★（9/10）

• 医龍
• 救命病棟24時

同じ病院で働く、司馬先生と石川先生だが二人はライバルでもあり仲が悪い医師だった。
司馬先生は誰にも真似できない高度な技術があるが、孤高のクールファイターである。
対して、石川先生は一流ではあるが司馬先生ほどではない。
模範的な先生で患者からは人気のある人である。

石川先生は、司馬先生を認めない意思があり二人の仲は悪化している。
中川外科部長は、なぜ司馬先生をくびにしないのか？は彼は最高の技術を持っているからだ！とそれだけの理由だった。
中川先生は過去にオペを失敗して、助手の司馬先生に助けられた経歴を持っていた。
弱みを握られていたので、強く出れなかったのだろう。

主任の平賀先生は司馬先生に利用されてしまい、病院をクビになってしまいます。
そんな時、石川先生はガンに侵されてしまい担当が司馬先生になりました。
司馬先生は殺人マシーンの噂があり、拒否しますが誰にも治せないので、司馬先生になります。
手術は成功しますが、その後急変して亡くなってしまいました。
わざとしたとは思いたくないですが、その辺は謎です。
最後は、後ろから刺されてしまいます。

犯人は、散々利用されてクビになった平賀先生でした。
振り返れば奴がいるとは、石川先生ではなく、この意味だったのかと思いました。

• mimi
• 40代・男性
• ★★★★☆（8/10）

• 踊る大捜査線
• SUITS(織田裕二主演)
• 東京ラブストーリー

「東京ラブストーリー」で一躍俳優としての地位を磐石なものにした織田裕二と爽やかな好青年役の多い石黒賢主演。三谷幸喜作品では異色の医療ドラマ。主題歌のCHAGE&ASKA「YAH YAH YAH」はダブルミリオンの大ヒット。当時のヒットメーカーが集結したようなフジテレビ月9ドラマの代表作のひとつ。

また後に「古畑任三郎」シリーズでブレイクする西村雅彦が作品の鍵を握る。主演の織田裕二が優れた医療技術を持つ医師であるにも関わらず、冷酷で傲岸不遜な態度なことから石黒賢役の熱血漢で患者思いの医師と度々対立し確執が生まれる。上司である鹿賀丈史の弱みを握ることで出世する織田裕二演じる医師(司馬)。そんな中、病院内で医療メーカーとの金銭による癒着、賄賂が明るみになる。石黒賢役の医師(石川)は真っ先に司馬を疑う。

一筋縄ではいかない司馬。彼を陥れようとする石川だが病に倒れる。結局その癒着、賄賂は司馬の策略によって西村雅彦演じる平賀医師に罪を被せ病院を首にさせる。石川は司馬による緊急オペで手術は成功するのだが。司馬もその異変を察し駆けつけようとするが背後には首になったはずの平賀がいた。「振り向けば奴がいる」まさにその「奴」が。スリリングでスピード感ある展開の早さだけでなく、患者とのほっこりする回もあったりで三谷作品の中では異色とも言える。

• いも
• 30代・女性
• ★★★★★（10/10）

• 医龍

このドラマを何度見たかと言うくらい、再放送でも何回でも見ました。それくらい見るたびに面白いドラマです。
三谷幸喜さんが脚本ですが、笑えるところは全くないシリアスな真面目なストーリーです。
ちょっと大人の、そしてシビアなもの当たりの流れにいつもハラハラしていました。

二人の熱い医師とのぶつかり合いがあり、そこに女性がからんできたり、上司がからんできたりでもう修羅場だらけのドラマです。
しかも時代を感じさせるバブリーな女性たち。

主演の織田裕二さんと石黒賢さんもお若くて、イケイケでした。ほんとにかっこよくて、当時は織田裕二派か石黒賢派に分かれていました。

他の登場人物も豪華キャストで、チャゲアンドアスカさんの「YAH YAH YAH」もこのドラマでは欠かせない挿入歌です。最後は思いもしない展開になり、見ていて衝撃的でした。そして何度見てもハンカチなしでは見られません。

熱い男性医師のやり取りに、胸があるくなるドラマです。

• もちうさぎ
• 50代・女性
• ★★★★☆（8/10）

• 白い巨塔
• A LIFE～愛しき人～

織田裕二さんが黒、石黒賢さんが白として真逆に描かれていて、イメージにぴったりで二人ともはまり役だと思いました。織田裕二さんのブラックぶりがほんとにすごいと思いました。石黒賢さんはまっすぐな好青年がほんとに良く似合っていると思いました。二人の対立のシーンがとても面白かったです。

織田さんが演じる司馬は、お金のためだけに自分の好きなようにやっているように見えて、実はきちんとした筋が通っていたりして、完全なる悪役でなかったのが良かったです。織田さんと石黒さんが、時代を象徴するコートを着て走って来るシーンは、バブルだなぁと思いました。チャゲアスの歌がドラマを盛り上げていたと思います。

ドラマも歌もほんとに流行りました。鹿賀丈史さんが、さすがの安定感ある演技力ですごいと思いました。松下由樹さんがまだ初々しくて、自信がない研修医を熱演していたと思いました。最終回、司馬が刺されるシーンはえっ?という感じで衝撃的でした。

• まーちゃん
• 50代・男性
• ★★★★★（9/10）

• 踊る大走査線
• 救命病棟24時
• Dr.コトー診療所
• 白い巨塔

「振り返れば奴がいる」、全て見ています。自分が脚本三谷幸喜、俳優織田裕二を初めて知った作品です。天才外科医の司馬 江太郎（織田裕二）、エリート医師の石川 玄（石黒賢）の対決がこのドラマの見ものです。

現代医療ドラマの先駆けかと自分は思っています。後にドクターコトー、救命病棟24時、ブラックジャックによろしく、医龍、等沢山の医療系ドラマがありますが、今見ても古臭くなく、色あせていないです。

シリーズ全般に緊張感があり、BGMがさらに増幅させます。

司馬と石川の医療に対する価値観の違いがこのドラマの核であり、見ていると医師、患者、家族、しいては命に値段はあるのか、善と悪とは何か、等いろいろ考えさせられます。

また、人間関係も複雑で様々な伏線があり、司馬という天才外科医の過去、外科部長との因縁、また司馬自身が不利になった時の根回し、等見どころはたくさんあります。

今思えば三谷幸喜作品としては、かなり異質であり、あまりにもシリアス過ぎる作品です。そして、三谷幸喜の才能の一端を感じることが出来るかと思います。