おすすめサスペンス・ドラマでも上位ランクインしている名作。
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永遠の仔|動画配信状況
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2019年10月29日調べ
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永遠の仔|作品情報(スタッフ・キャスト)
永遠の仔(ドラマ)
原作 | 小説(天童荒太) |
演出 | 鶴橋康夫/花堂純次/白川士 |
脚本 | 中島丈博 |
制作 | 日本テレビ |
公開年 | 2000年 |
話数 | 全12話 |
視聴率 | 11.8% |
キャスト
- 中谷美紀
- 渡部篤郎
- 椎名桔平
- 石田ゆり子
- 古尾谷雅人
- 永島暎子
- 井澤健
- 黒谷友香
- 藤真利子
- 筒井真理子
- 黒沼弘己
- 鷲尾真知子
- 渡哲也
- 草村礼子
- 塩見三省
- 森本レオ
- 片桐はいり
- あき竹城
- 横山あきお
永遠の仔|視聴者の感想と評価・評判
原作を読まないと分かりにくいドラマ
- うり
- 40代・女性
- ★★★☆☆(5/10)
重く悲しいドラマでした。原作を読まないまま役者さん目当てで見始めたのですが、毎回見終わると暗い気持ちになっていたような気がします。
ただ、原作を知らない状況では登場人物たちの心情があまりにも分かりにくかったと思います。
何故そんなことをするの?と登場人物の行動に疑問を感じることがいくつもありました。疑問がそのまままなので感情移入もしにくかったです。
ドラマの後で原作を読んで思ったのですが、このドラマは、素晴らしい役者さんたちが原作の地の文を除いた部分を忠実に映像化してみせていた作品なのだな、という印象でした。
原作を知っていた人の方が高評価になるのじゃないでしょうか。もしかして作り手さんの意図がそのような、彼らの心や行動の意味は外側から見ているだけでは理解できるものではないのだ、という表現であったなら、自分はまんまと理解できない側の立場に立たされたということなのだと思います。
原作を知ってからもう一度見返してみたい物語でした。
悲しくなるけど気になる!そんなドラマ
- ひろ
- 40代・女性
- ★★★★☆(8/10)
見ていてとてもつらくなるドラマでしたが、見続けずにはいられないドラマでもありました。
家族からの虐待のため児童養護施設で育った主人公達3人が、成長して大人になって再会します。
それぞれ立派な職業を持ち、ちゃんと大人として社会で生きているのですが、それでも過去が大きなトラウマなって苦しむというのが、見ていてつらかったです。
虐待されたことはなくても、過去のつらいことがリアルによみがえってくるということは、多くの人が経験していることだと思いますが、私が感じるそういう小さなトラウマなんてくらべものにならないくらいの苦しみを背負わされた人達です。
このドラマはミステリーで、いくつもの事件が起きます。
それらの事件を、子供があれだけ苦しんでいるのだから起きて当然だと言ってはいけないのですが、そう言いたくなるくらい、3人の置かれた状況は凄惨です。
最後の最後に、ちょっと希望が見える・・ような気がします。その後の子供達のことも知りたいです。
児童虐待に向き合った社会派ドラマ
- SAKU
- 30代・女性
- ★★★★★(9/10)
- それでも、生きてゆく
- リップスティック
児童虐待という非常に重たいテーマを真正面から描いていて、規制が多い現代では絶対に地上波でオンエアできない問題作だと思います。
18年も前の作品ですが、描かれているテーマはむしろ現代にも通じるもので、特に親子関係について真剣に深く考えさせられてしまいます。
あまりにも辛い過去を持った主演の三人を演じる、中谷美紀、渡部篤郎、椎名桔平の演技がとにかく鬼気迫る勢いで素晴らしく、三人の過去から現在にかけての謎をサスペンス的に明かしていく展開は、終始息が詰まるような緊迫感に満ちていて引き込まれました。
また三人の子供時代を演じる子役たちの体を張った熱演は、まさに目の前で虐待されている子を見つめているような気持ちになり、とにかく号泣必至で胸が苦しくなってしまいました。
悪役を演じる親達のことが心底おぞましく感じるこのドラマは、「健やかな愛情に包まれた家庭」がどれほど大切か、子供の心身の成長に影響を及ぼすか、胸ぐらを掴む勢いで荒療治的に教えてくれます。
簡単にサラリと見ることはほぼ不可能で、子供が観たらトラウマ化は避けられないヘビーな作品ですが、大人が見る価値のある骨太な社会派ドラマだと思いました。
見れば見るほど入り込める作品
- キョウちゃん
- 55歳・男性
- ★★★★★(9/10)
- イグアナの娘
2000年に第53回「日本推理作家協会賞」を受賞した天童荒太の推理小説をドラマ化した作品ですが、原作に衝撃を受けてドラマを見始めた者にとって第一印象は、「ゆるい!」でした。
やはりテレビという枠の中での表現に限界があったのでしょうか?主人公三人への虐待シーンの描写が短時間なので、彼らの悲しみがうまく伝わってきませんでした。
その上、彼らの少年期における小児精神科病棟での他の患者とのシーンがドラマではほとんど表現されなくて、これも主人公達の苦しみが迫ってきませんでした。
ただ、中谷美紀、渡部篤郎、椎名桔平の三人の名優がすばらしい演技で、大人になっても苦しみ続けている主人公達をうまく表現していたので、回を重ねるに従って最初に感じていたユルさは消えていきました。
それ以上に時折フラッシュバックのように短時間挿入される幼少期の虐待シーンが、原作を知っていると余計に心に残って、悲しい結末を迎える最終回まで見逃すことが出来ませんでした。
日本中の人に見てもらいたい深い作品
- ほこ
- 30代・女性
- ★★★★☆(8/10)
一言で表現するとすれば常にいろいろなことを考えさせられる作品でした。
児童虐待を受けた人が私の周りにはいなかったのでたまにニュースで虐待に関するものを見てもぼんやりと認識しているだけでしたが、この作品と出会って虐待問題が身近に感じるようになりましたし、もちろんこの作品がフィクションであるとは理解しつつも、こんな人生を送る人が世の中にはいるんだと胸を打たれました。
キャスト陣も実力派揃いで、作品に深みをもたらしていると感じました。
幼い頃に虐待を受けた役を演じた中谷美紀さん、椎名桔平さん、渡部篤郎さんの演技はただ演じているだけではなく、何かを訴えかけるような、時にはどこか儚さを感じさせるような、とにかく視聴者を引きつけて離さないそんな力を感じました。
子供の頃の経験、体験がその子の今後の人生を大きく狂わせてしまうことになるということを改めて認識できる内容になっていると思うので、ぜひ日本中、できることなら世界中の人に見てもらいたい作品です。
私にももうすぐ一歳の子供がいますが大きくなったら絶対に見せようと思いました。