ドラマ『流星ワゴン』|無料で見放題できる動画配信サービス10社まとめ

• れい
• 42歳
• ★★★★☆（8/10）

• 下町ロケット

途中までは西島秀俊さんに不幸がたくさん降りかかっているので「この先どうなっちゃうんだろう？」と心配になることが多く、予想だにしない展開になるのかと想像力が膨らみます。

子供がいじめにあっていて、しかしなかなか父親にそれを打ち明けられないという心情や、奥さんのちょっとした心の闇を悟れない一雄などの人間関係の描写は、決して他人ごとではなくて、見ている視聴者側も日々の生活でリアルにあることだと思います。

このドラマはそういった少しのすれ違いが、人同士の絆に大きな溝を作るということが言いたいのだと思います。

忠さんが若かったころの家族に対する思いとは別に、その表現はあまり上手ではなかったんですよね。
昔ながらの頑固親父と言うか。

原因があって結果があるという感じで、ドラマが進んでいくにつれて後半はすっきりとしていきます。

忠さんのキャラクターが濃くて良かったです。

親子関係のわだかまりも取れて、ハッピーエンドで良かったと思います。

• まみこ
• 30代・女性
• ★★★★☆（8/10）

• とんび

ファンタジー作品ではあるけど、全く子供向け作品ではありません。大人のための苦いストーリーです。

主人公の西島秀俊さんは、何度も何度も過去に戻るけれど、その成果が実を結ぶことはありません。現状を変えようとどんなに努力しても、現実は何も変わらなくて、見てて辛くなることもありました。

しかし全部見終わったときには、なんとなく西島秀俊さんがやってたことにはすべて意味があると思えるようになっていました。
起こってしまったことや他人を変えることではなくて、自分が変わらないとどうしようもないんだということを学びました。

香川照之さんと西島秀俊さんと吉岡秀隆さんの魂と魂がぶつかりあうような演技は、見ていて心が震えました。原作小説も素晴らしかったのですが、映像化は原作のイメージや空気感をそのまま残すことができていて、ホントにすばらしかったです。子役の男の子もすごくかわいくて、そのけなげさと純粋さに何度も泣かされました。

• miyu658
• 50代
• ★★★★☆（8/10）

• シグナル

絶望的になって落ち込んでいる一雄の前に一台のワゴン車が止まり、そこから過去をやり直せるチャンスがやって来るという、エキセントリックで不思議なドラマだった。そのワゴン車には秘密があり過去にタイムスリップして、運転しているのは、すでに亡くなっている橋本である。過去に戻ると一雄にとって辛い場面に遭遇するがそんな時そりの合わなかった父である忠雄が一雄の目の前に現れ、過去をやり直す見本となる。

あれほど父と合わなかった一雄が徐々に忠雄を理解し始め頼りにし、絆を深めていく過程でジーンときた。また、忠雄も一雄が心配で、助けたくてタイムスリップしてきたのかもしれない。

忠雄が一雄と同じ年代になっている設定が面白かった。忠雄は忠さんと呼ばれ、豪快で底抜けに明るい人物でとても愛着を感じた。一雄も父としてではなく同級生の忠さんとだったら最初から心を通わせられていたのかもしれない。陰と陽で案外いいコンビかも知れないと思う。

• もちうさぎ
• 50代・女性
• ★★★★☆（8/10）

• 地下鉄(メトロ)に乗って
• とんび

親子のあり方、夫婦のあり方、命の大切さ、子供の世界でのそれぞれの悩みなど、現代社会の問題をすごく考えさせられるドラマでした。父親と息子ってとても難しい関係なんだと思いました。

香川照之さんは、さすがの演技力でほんとにどんな役でも演じられるすごい役者だと思いました。忠さんは基本的にうるさくて迷惑な人なんだけど、案外言ってる事は正論だったりして心に響く言葉がたくさんありました。ほんとに自分の家族だったらイヤだと思いますが、他人として見ると納得してしまいました。

高木星来くんがとても良かったです。これからが楽しみです。吉岡秀隆さんが、力が入り過ぎていないフワッとした感じの幽霊なんだけど人間くさいいい味を出していたと思います。ほんのちょっとした事ですれ違いが生じたり誤解を与えてしまったり、人間はほんとに面倒くさい生き物だと改めて思いました。人間は必ず後悔するものなので、その時々を無駄にしないように生きなければならないと思いました。

• ぴんこ
• 50代・女性
• ★★★★★（9/10）

• 「映画の三丁目の夕日」なんかが好きな人は、必ずハマると思います。

会社をリストラされ妻にも逃げられ、あげくの果てに息子が家庭内暴力と言う最悪の状態の時に目の前に現れたのは、5年前に亡くなっているはずの親子でした。

それだけでも驚きですが、今病院のベットで死の間近にある自分の父親が自分と同じ年齢になって目の前に現れます。
この展開に最初は驚きましたが、幽霊の親子や若返った父親と自分が何を間違っていたのかを考え、その時に戻り何とか今を変えようとする一雄の姿が感動的でした。

一番感動したのは、幽霊は生きている間に出来なかったことは幽霊になったあとに出来ることはないはずなのに、忠さんの励ましで健太が生きている間に出来なかった逆上がりが出来た時でした。忠さんの健太を励ます姿と、パパに逆上がりが出来るようになった姿を見せたいという健太の熱い思いがとても感動的でした。

その姿を見た、一雄も自分も諦めずに過去を変えようとしたことで少しだけ過去が変わって行く所が一番感動しました。