映画『プリンセス トヨトミ』無料視聴できる動画配信サービス10社まとめ

• フレディ
• 50代・男性
• ★★★★☆（7/10）

• 大河ドラマ「真田丸」

長く続いた戦国時代。これに終止符を打つ事になったのが大坂の陣、徳川と豊臣の戦いである。この戦いで豊臣家は徹底的に叩かれ跡形もなく潰されてしまう。というのは誰もが知る史実で、しかし実は豊臣の末裔が密かに生き延び復讐のために立ち上がるというよくある物語なのだけれど、その設定がすごく現実実があって壮大。

この日本の中にすでに大坂国という独立国家が有って、大阪人はいざとなればいつでも戦う準備があり、さあ独立国家を認めろと日本に迫るのだけれど、これって結構ロマンがある話だと思うし、現実に関東と関西の文化の違いはハッキリとあり、このボーダレスな時代にあっても脈々とその文化の違いは失われていない訳で、これって実は本当にある話ではないだろうかと思うととても面白い。

またその独立国家が大阪以外の人たちに知られずに受け継がれていくためには父親と息子の絆があり、周囲の人々の繋がりがありということなのだけれど、本当はここがこの物語の一番言いたいところでこちらとしても一番考えさせられるところなのだと思う。

• fera
• 30歳・男性
• ★★☆☆☆（5/10）

• 男はつらいよ

原作読みましたが、今回の感想は、原作との比較がとても多いですが、本作見るうえで原作以上に大事とされるのが、テレビ版の鹿男あをによしです。原作が一緒で、フジテレビということで製作スタッフ共通していて、本作の兄弟みたいな感じで世界観共通してました。

そして特筆すべきは広いにゃくの綾瀬はるかですが、主人公に思い寄せる天然ちゃんですが、この人のコメディー作品の代表であると思うぐらい素晴らしかったです。そして本楽でも綾瀬はるかはメインですが、この原作では男で、本作は鹿男あをによし土台の上に成り立ちます。そして、鹿男がとても好きな私として本作を首長くして待ってました。その期待はとても裏切られたのです。

また、結論詰まらなくて、原作ファンだから話理解できるはずすが、そうではなく最後どうしてあのように丸く収まったかなぞでした。クライマックスの段階で大阪国は根本的勘違いしていて、まったく危機感を感じられません。

• OMAM
• 20代・女性
• ★★★☆☆（6/10）

• 20世紀少年
• 本能寺ホテル

大阪の人の大半が秘密を知っているという描写は中々ツッコミどころ満載だなと感じる。また当初はミステリー系の謎解き映画かとも思ったがもの凄くファンタジー色の強い作品であっけにとられた。しかし日本という国にも何らかの秘密が隠されているかもしれないという設定はロマンを掻き立てる。こういう点は意外と万人受けするかもと思った。

というより主人公側から見た映画と作中に登場する大阪側から見た映画とではガラッとジャンルが変わるのが面白い。個人的には大阪側の人々に感情移入したせいで、積み重ねてきた歴史を守っていきたい人達の話だったなという印象を受ける。しかし監査に来た主人公組3人にしてみればなんか妙な異世界にでも来たような感覚で相いれない感じはファンタジーっぽくて面白い。本編通してそれなりに楽しめたが若干解せないのはタイトルにもなっているプリンセストヨトミの影が薄すぎる事である。いつ出るのか、見せ場はあるのかと思ってみていたのにいつの間にか映画が終わっていた事にはモヤモヤする。全体的に男達の物語であるので男性は共感できるのかも知れないとは思う。

• もちうさぎ
• 50代・女性
• ★☆☆☆☆（2/10）

• 本能寺ホテル

前半は会計監査院の鬼の松ミラクル鳥居・ 旭の監査を軸に話が進みます。ひたすら監査が続いた後に大阪国について中井貴一の口から語られるのですが、完全に説明口調なのでナレーションでもいいのではないかと思いました。そこからストーリーは監査から離れて一転豊臣国松の末裔が誘拐されたという話になります。

それまでに誘拐に関する話が一切ないのでここだけ全体から独立した話になっていて、とても違和感を覚えました。最終的には父と息子の関係性へとなっていきます。最初と最後が全然違う話になっているのではないかと思ってしまいました。メインのはずのプリンセストヨトミが何もしていないので、何なんだろう?という気持ちになってしまいました。

沢木ルカの存在感がすごく良かったです。まだ13歳というのに驚きました。これからいろいろな役を演じていい俳優になっていくのではないかと思いました。今後が楽しみな人だと思います。ストーリーがいきなり飛んだりしてちょっと納得できないまま終わってしまった感じがしました。

• さつまいも
• 30代・女性
• ★★★★☆（8/10）

• 本能寺ホテル

舞台は大阪の不思議な町。関西人から言わせると、どこだっけ？と思うくらいコテコテの感じのする町で、見ていてそこからもうこの不思議な映画の世界に迷い込んでいました。

歴史に疎い人でも、私が理解できるくらいなのできっと大丈夫だと思います。
大阪城の秘密。それは過去から現代につながる秘密でもあります。

誰もが一度は描いた壮大な謎であったり、自分の祖先はもしかしてすごい人だったりする？なんてことがもし、現実に起こったならば…。人々はいったいどうするのでしょうか。

よく思う、「この予算んて、いったい何に使われてるの？」と思い、でも面倒なので深くは突っ込まない。
でももしかすると、その先には奇妙で不思議な世界が待っているかもしれません。
自分の生活にも起こりうる、少しファンタジー要素のあるストーリー。

実際にあったらなんて面白くて、日本人でよかった！と思えるんだろうと少し羨ましくもまるお話です。
もしかしたら自分や自分の隣にいる人は、本当はすごい人なのかも！と、ワクワクさせてくれる映画です。