映画『女と男の観覧車』無料視聴できる動画配信サービス10社まとめ[字幕/吹替]

• ひろの
• 30代・女性
• ★★★★☆（7/10）

• ウディ・アレン
• ドロドロの恋愛映画好き
• サスペンス好き

ウディ・アレンの映画は一応毎年観ているのですが、今回はなんといっても、ケイト・ウィンスレットの演技が素晴らしかったです。

コニーアイランドの寂れた遊園地近くに夫と住む主人公ギニー(ケイト・ウィンスレット)は、夫婦生活も冷めており、仕事にもうんざりしていますが、最近できた年下男性との不倫が生きがいです。

そこへマフィアと駆け落ちしたものの逃げてきた夫の娘が転がり込み、ギニーと不倫相手との仲にも陰りが見え、せっかくの生きがいが無くなるかもしれない、と不安がよぎります。

内容としては、メロドラマのような展開なのですが、キッチンドランカーとなったケイト・ウィンスレットの不安定で荒れた様子や、義理の娘と喧嘩する時の迫力など、本当に迫真の演技です。

元舞台女優という設定なのですが、ことあるごとに過去の栄光にすがる様子も見ていていたたまれなくなります。

特にラストは、映画の中でさらに空想に入り込んでいるシーンがあるのですが、一目でそれと分かるほど素晴らしいです。ケイト・ウィンスレットを見るだけでも価値ありでしょう。

• かず
• 30代・男性
• ★★★★☆（8/10）

• 欲望という名の電車
• ブルージャスミン
• レボリューショナリーロード

ノスタルジックな遊園地で働く夫婦の物語。

伸びきった二人のあいだには若い日の情熱はなく、妻の方は別の若い男と不倫中。
そこへ夫の義理の娘が転がりこんでくるところから、それぞれの関係は少しずつがらがらと崩れていく。

この映画の最大の見どころは、何と言っても妻を演じたケイト・ウィンスレットの迫力。
そう、あの『タイタニック』で可憐な女性の悲劇を見事な演技で演じきったケイト。

『女と男の観覧車』では『タイタニック』の頃の面影は全く感じられない。

同じ人物とは思えないほど成熟し、メランコリーさえ感じさせるその姿からは、
時が過ぎることの残酷さと、成熟することによって生まれる底知れない魅力を同時に感じることができる。

彼女が語るセリフは一語一語に重みがあり、そこに遊園地という舞台設定も加わって、まるで舞台演劇をみているかのよう。
日頃から舞台演劇への愛を公言するウディ・アレン、特にアメリカの古い演劇への純粋な愛が感じられる一作です。

• もちうさぎ
• 50代・女性
• ★★☆☆☆（4/10）

• ターミネーター

遊園地のレストランで働く元女優のケイト・ウィンスレット演じるジニーは、再婚同士の回転木馬操縦係の夫、ジム・ベルーシ演じるハンプティとジニーの連れ子である息子のリッチーと3人で暮らしていました。

しかしジニーは平凡な日々に失望し海岸で監視員のアルバイトをしながら劇作家を目指しているジャスティン・ティンバーレイ演じるミッキーと不倫していました。二人の未来を思い描いていたジニーでしたが、ギャングと駆け落ちして音信不通になっていた、ハンプティの娘ジュノー・テンプル演じるキャロライナの出現により、全てが大きく狂いはじめました。ケイト・ウィンスレットが、自分の感情を制御出来ない日々の生活に疲れ果てた負け犬おばさんぶりが、ものすごい熱演で圧巻でした。この役ははまり役だと思いました。不倫相手を失いそうになる時の錯乱状態はコワイの一言でした。

夫は酒が入ると暴力的になりそして泣き言ばかり言う。ダメな夫の典型みたいな男なのに、そういう男と不満を抱えながらも別れられずにいる女の気持ちも何となくわかるような気がしました。

それぞれの人物の目線でこの映画を観ると全部違って観えるのではないかと思いました。