柴崎友香の恋愛小説が原作の映画『寝ても覚めても』。
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2019年3月20日調べ
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寝ても覚めても|動画配信状況
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2019年3月20日調べ
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[unext_anime]寝ても覚めても|作品情報(スタッフ・キャスト)
寝ても覚めても(映画)
原作 | 恋愛小説(柴崎友香) |
監督 | 濱口竜介 |
脚本 | 田中幸子/濱口竜介 |
制作 | C&Iエンタテインメント |
公開年 | 2018年9月1日 |
キャスト
- 東出昌大
- 唐田えりか
- 瀬戸康史
- 山下リオ
- 伊藤沙莉
- 渡辺大知(黒猫チェルシー)
- 仲本工事
- 田中美佐子
寝ても覚めても|視聴者の感想と評価・評判
映画『寝ても覚めても』を見た人がおすすめする類似作品が
- きみの鳥はうたえる
- バーニング 劇場版
- 2重螺旋の恋人
- ハッピーアワー
- きょうの出来事
- リップヴァンウィンクルの花嫁
- 世界から猫が消えたなら
などの映画。この中に「過去に見て面白い!」と思った作品がある人は、寝ても覚めてもにもハマる可能性高いですよ。
少し難しい恋愛映画
- たか子
- 50代・女性
- ★★★★★(9/10)
- 寝ても覚めてもという映画では、人だけでなく猫も重要な役割を持って登場します。猫がいるだけで場が和むのは、世界共通なのではないでしょうか。そこでおすすめしたい映画は、「世界から猫が消えたなら」という作品です。この映画も分かり易くはないのですが、ものすごく切なくて優しい気持ちになります。
寝ても覚めても、その人の姿を探さずにはいられないという気持ちを持つくらい人を好きになった経験があったならば、映画のヒロインである朝子を理解できるかもしれません。
同じ顔をした二人の男性、でも性格は真逆であるという二人に愛し愛されるヒロインが中心にストーリーが展開していきます。まずは一人目の男である麦という青年ですが、自由人なので、突然ふらっと消えたり現れたりするのです。二番目の男は麦と同じ顔をしているのに、性格がまるっきり違う誠実で優しい常識人といったタイプになります。麦との恋愛は友人である春代に、とめられるのですが朝子はすでに恋に落ちていたのです。愛し合っていたはずの麦が、突然いなくなり帰ってこないまま月日がたちます。
そして朝子は、麦と顔だけはそっくりな亮平に出会ってしまうのです。ここで実は二人は、双子だったという安易さはなく他人の空似という設定が、物語を面白くしていると思います。このまま優しい亮平とハッピーエンドを迎えるわけはなく、あの麦が外国で有名な俳優となって朝子を迎えにやってくるのです。まあ、手をとってしまったのは仕方ないとしても、自分だったら絶対に行かないと思います。そして結局は優しい亮平のもとへ、帰ってくるのです。
ロゴタイプ
- ニックネーム
- 30代・男性
- ★★★★★(9/10)
- ハッピーアワー
- きょうの出来事
- リップヴァンウィンクルの花嫁
冒頭のシーン。
あれ、何か見覚えのある風景だなと、と思いながら見ていたら、そこはやはり大阪。
関西近郊の在住者の多くが一度は通ったことのある風景からこの運命的なドラマがスタートします。
こうした何気ない風景から物語が紡ぎだされるところに、原作者の柴崎友香さんの世界観が映し出されているような気がします。
直球のラブストーリーと呼ぶことのできる「寝ても覚めても」は、いくつもの運命の物語です。
出会うはずのなかった二人の男女が、これしかないというタイミングで出会い、恋に落ちる。
ラブストーリーの王道をなぞるように展開していくのが、この物語です。
けれど、このように定番をなぞりながらも、決して陳腐な恋愛映画にならないのが、濱口竜介監督のすごいところ。
「ハッピーアワー」で女性たちの繊細な心の動きを描き分けたように、「寝ても覚めても」もそれぞれの人物造詣が素晴らしい。
もちろん、主演の二人も映画化の難しいと言われたこの物語を力強いキャラクターで演じきっています。
この物語がこのような映画になったことに奇跡を感じる作品です。
同じ顔の二人の男性の間で揺れ動く女性を描いた夢と現の間にあるような物語
- みらい
- 24歳・女性
- ★★★☆☆(6/10)
- きみの鳥はうたえる
- バーニング 劇場版
- 2重螺旋の恋人
2年前に突然いなくなった当時の恋人・麦とそっくりな顔の男性・亮平に出会った朝子の物語。紆余曲折ありながらもしっかりと恋人として5年間の歳月を積み重ねた朝子と亮平が、共に被災地にボランティア活動をしに行っているところにこの二人の誠実さを感じました。理屈では説明できない行動をする朝子で時々感情移入することが難しかったですが、物語の終盤で後戻りできない決断をするのが慣れ親しんだ仙台という土地だという点に彼女が過去の彼女ではないということが表れていると思いました。そのことがこの物語で一番気に入っているところです。
朝子を演じた唐田えりかの瑞々しく透明感に溢れた演技にも驚きました!自分と朝子を重ね合わせることはできませんでしたが、「好き」という感情が時に人を衝動的に動かしてしまうこと、そしてその本人以外にはその行動がひどく不誠実に見えてしまいかねないことをこの映画を通して改めて感じました。タイトルの「寝ても覚めても」の通り、夢と現実の間を行き来するような物語でした。英語タイトルの「Asako Ⅰ&Ⅱ」というのも、麦の前での朝子、亮平の前での朝子を表しているのでしょう。恋愛の怖さと、積み重ねた年月の芯の強さを感じさせてくれる映画でした!
ふわっと不思議な恋愛映画
- ペニーレイン
- 40代・女性
- ★★★★☆(8/10)
- マンマ・ミーア
普通のラブストーリーだと思って見に行ったら、全然そうじゃなかったです。いい意味で。今まで、私は見たことがない恋愛映画です。主人公の唐田えりかさんが、好きになり、恋人になった男性が、ふっと消えては、また現れるって言う普通じゃないタイプの男性なんです。普通の映画だったら、このまま男性が彼女の為に、変わっていくとかそういうありきたりな物語じゃなかったですね。
主人公の彼氏役が東出昌大さんなんですが、彼が一人二役を演じてるんです。そこがまた、不思議な映画に感じました。なんとも不思議な映画で、ちょっとフランス映画っぽい感じがしました。今まで見た、恋愛映画だったら、自分が彼氏がいたら、他に好きな人ができても簡単に自分の気持ちのままに突っ走れませんよね。そこが、この映画では違うところが新鮮でした。
人間って、理性とかではなく、感情のおもむくままに生きてもいいと思えました。人がどう思うとか気にしすぎる必要はない、自由に生きたいように生きればいいって思いました。
恋愛の不安定さを描いたスリリングなラブストーリー
- mori
- 40代・男性
- ★★★★☆(8/10)
- こんなに容赦ないラブストーリーは、あまりほかに思いつかないけど・・超古いけど、日本映画の「浮雲」とか・・”
失踪した恋人とそっくりの別人と出会い、戸惑いながら恋に落ちていく女性の物語。
彼女はとてもふわふわしている印象で、自由人のバクに翻弄される感じも、亮平のまっすぐさに押される感じも、とても受け身で頼りない。
そんな彼女が、とても普通で誠実な亮平との暮らしの中で、自分をつかみ取っていく物語かと思ったのだが・・
再び唐突に現れたバクに、こっちが本物だと思って暴走してしまう彼女に唖然。
しかし、恋愛なんて、どこまでもそれくらい不安定なものなのかもしれない、とも思った。
誰かを好きな理由を正確な言葉で説明するなんてできるはずもなく、
「とても好き」という気持ちが絶対的なものではありえないのだということを、
この「そっくりな別人」という少女漫画のような設定が、リアルに浮かび上がらせる。
「亮平とのこれまでが夢で、今覚めた」という彼女の言葉は愚かだが、
誰でも気づかないだけで、それくらいの振れ幅の中で恋愛しているのかもしれない。
対照的な友人カップルがいい感じで、この不安定な恋愛物語の中でホッとできる雰囲気。