2018年のカンヌ国際映画祭で最高賞を受賞し、話題になった映画『万引き家族』。ちなみに、監督は「そして父になる」「海街diary」でお馴染みの是枝裕和氏。
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[tsitaua_eiga]万引き家族|作品情報(スタッフ・キャスト)
万引き家族(映画)
原作 | 映画 |
監督 | 是枝裕和 |
脚本 | 是枝裕和 |
制作 | フジテレビ/AOI Pro./ギャガ |
公開年 | 2018年6月8日 |
興行収入(日本) | 約45.5億円 |
- リリー・フランキー
- 安藤サクラ
- 松岡茉優
- 池松壮亮
- 城桧吏
- 佐々木みゆ
- 高良健吾
- 池脇千鶴
- 樹木希林
万引き家族|視聴者の感想と評価・評判
映画『万引き家族』を見た人がおすすめする類似作品が
- そして父になる
- 海よりもまだ深く
- 誰も知らない
- 火垂るの墓
- ぼくんち
- 湯を沸かすほどの暑い愛
- 怒り
などの映画。この中に「過去に見て面白い!」と思った作品がある人は、万引き家族もハマる可能性高いですよ。
ズシリと重い社会派ドラマ
- シンイチロウ
- 20代・男性
- 誰も知らない
- そして父になる
カンヌ国際映画祭のパルムドール受賞は伊達じゃない。
万引き家族は完成度の高さで図抜けた作品です。
万引きや売春といった非合法な行為で生計を立てている訳あり一家が、育児放棄で路頭に迷っていた女の子を拾うところから物語が始まります。
非常にヘビーな設定ですが、苦しい状況でもたくましく明るく生きる家族の姿で見ていて嫌な気持ちになることはありません。
しかし、やはり法を犯すこの家族には静かに破局が忍びよります。
崩壊していく家族の様は重苦しいですが、これは現代日本の社会状況をしっかり反映しています。
地に足がついているため、リアリティがありテーマ性に重みがあります。
そして、豪華な俳優陣が見事に重いテーマ性を料理しました。
特に、安藤サクラのふてぶてしくも魅力的な母親ぶりはお見事ですね。
演出、役者、ストーリーとスキのない作品です。
人間の本質を理解できる作品
- ぷりん
- 20代・女性
- 怒り
安藤サクラの演技が圧巻。家族だけど本当は家族じゃない、そんな人たちの関係の危うさが、そんな人たちの関係の強さが、ゆらゆらと揺れながら、たしかにそこにあることが彼女の演技から見て取れる。
安藤サクラは今、朝ドラのヒロインをやっているけど、彼女はああいう明るい役より、ミステリアスで少し恐ろしい役がピッタリくる。まさにこの『万引き家族』にハマっていた。また、暗い映画の中での明るさになっていた小さな女の子。
あの子も演技力が高く、この映画にいいスパイスを効かせていたと思う。樹木希林、リリーフランキーと、役者の演技力が高かったことがこの映画を話題にさせた要因であると思う。ただ、日本にこんな家族がいるのだろうかと、疑問に思った。
新しい家族観の提案
- りこ
- 20代・女性
- 湯を沸かすほどの暑い愛
社会の常識や考えが刻々と変わっていく時代に、家族、という言葉の意味を問う作品でした。親子の血のつながりはなくても愛情があれば家族なのか、生きるために子供に犯罪を犯させる親は愛があっても親でないのか、家族という言葉の意味についてとても考えさせられました。
キャストの演技は文句なしにすごかったです。特に安藤サクラさんの演技はやはり凄い。演者の自然な演技に引き込まれ、まるでその人たちの日常を垣間見ているような気持ちでした。以前、是枝監督の「そして父になる」も鑑賞しました。
同じ家族についてテーマの作品でしたが、全く違った角度からの視点でとても面白かったです。万引き家族、何度か見ても味わいがある映画です。
家族、というよりもっと根本的な人間関係を問う映画
- mori
- 40代・男性
- 是枝作品意外だと、「火垂るの墓」とか、「ぼくんち」など、社会常識からはみだした世界で生きていく子供を描いた映画。
疑似家族の、確かに疑似だなあという胡散臭さが漂いつつ、けれど確かに家族なのだなあという温かさも感じさせて、人間関係のあり方を考えさせるような映画でした。お父さんたちは、もともと普通の家族でない関係で結びついているし、つらい境遇にある幼子を家族の仲間に加えるのも自然な流れだったのだと思います。
けれど、「家族」というものには社会的な意味もあり、彼の作ろうとした「家族」は、社会的に受け入れられないものだった。
根本的にわかり合えないその「家族」と「社会」の対立をあぶり出すような、安藤サクラと池脇千鶴の対決に圧倒されました。大人たちの葛藤に翻弄されながら、それを打ち破り、次の時代に向かっていく子供たちの姿を応援せずにはいられません。
「家族」というものを考えさせられる映画
- おいシネちゃん
- 30代・女性
- そして父になる
- 海よりもまだ深く
- 誰も知らない
テレビなどの評判もあり、気になったので主人と観てきました。
お金もモノもあふれるこの現代社会で、「家族とは何か?」と考えさせられましたね。逃れることの出来ない不毛な循環のようなものがこの映画だけでなく私たち各々の「家族」というものの本質なのでしょうか…。でもきっと、そこには救いがある、ということもぼんやり感じました。万引き家族というタイトルはどういう意味なのか、映画を見ることではじめて分かった気がします。
縁側から音だけの花火を見上げる家族6人の顔が印象的でした。流石、名役者さん達です。表情の変化が本作を象徴しています。編集も、監督ご自身がしているので、場面転換の意図が明確でした。
残念な点としては、お色気を出すシーンはなくてもよかったかな、というところ。
でも、とてもよい映画でした。