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[unext_eiga]猫は抱くもの|視聴者の感想と評価・評判
猫は抱くものを見た人がおすすめする類似作品が
- 僕のワンダフルライフ
- ミュージカル「CATS」
- ヘルタースケルター
- ジョゼと虎と魚たち
などの映画。この中に「過去に見て面白い!」と思った作品がある人は、『猫は抱くもの』もハマる可能性高いですよ。
確かに、猫は抱くものだとなる作品
- waiwai
- 43才・男性
- ★★★★★(9/10)
- ジョゼと虎と魚たち
犬童一心監督の「ジョゼと虎と魚たち」(2003年)は、日本の映画では珍しいほどに垢抜けした感性の作品だった。その後「メゾン・ド・ヒミコ」(2005年)を観て、犬童監督の感性を実感した。
本作はそんな監督のセンスを拝見するには恰好の内容だといえる。
映画は大石沙織という元アイドルの女性と、彼女に恋し自分を人間と思い込む猫の良男を主人公にする。映画には数匹の猫が登場するが、人間が演じているところが特徴だ。
それと映画はまるで安っぽい舞台装置の場面と現実の場面とを行き来する。その安っぽさは、最初に画面に登場したときはラース・フォン・トリアー監督の映画かと思うほどであった。また、主人公を除く登場人物は人間と猫のふた役を演じておりこの辺りにも、小舞台やアングラ演劇っぽい安っぽさが漂う。
もちろんこの安っぽさこそ映画の狙いだ。
ひとつにはヒロイン、沙織が持つ空想癖という一面だ。彼女は十数年前にはアイドル・ユニットのメンバーだった。しかしその後芸能界に馴染めず、飛び出して知り合いのいない地方でスーパー・マーケット店員として働いている。とはいえ、かつての栄光時代のことは忘れられない。このことで彼女は周囲を拒否するように生きている。
その彼女の空想と現実との境界の曖昧さが、演劇的な造り込みによって表現されている。
映画は彼女に恋する猫の視線で、物語をとらえる。しかしその視線すら実は彼女の空想の産物なのかも知れない。また、彼女の前にあらわれる画家の存在すらも多分に想像の中の出来事と考えられる。
映画は想像の中に閉じこもる彼女が、やがて想像力に救われるという結末を用意している。ウディ・アレン作品ならばさぞや皮肉めかした結末になるだろうが、そこのところ犬童監督の視線は温かい。
ここに提示される作品世界は極めてシュールともいえる。どこからどこまでが現実なのか、と問われてもわからない。だが多分なにより映画は猫と人間との愛情に落ち着く。それが題名の意味にほかなるまい。ペット愛好家には堪らない物語性を持つ作品である。
また作中に登場するテレビ収録のシーンや挿入歌など、細かいところを手抜きせずに再現していてこれが面白い。
愛嬌のある作品、とはいえる。ただ犬童監督の力量からしたらちょっともったいないようにも思える。
叶えられなかった思いを抱えモヤモヤしながら生きている人が共感できる映画
- *あを*
- 40代・女性
- ★★★★★(9/10)
- ミュージカル「CATS」
- ヘルタースケルター
大好きな作品です。
昔はB級アイドルで今は田舎の地味なスーパー店員の沙織(沢尻エリカ)、自分を人間だと思い込み沙織を愛する猫の良男(吉沢亮)、公園のプレハブに住む謎の画家ゴッホ(峯田和伸)、そなプレハブで飼われていたのに、ゴッホの妹に捨てられた猫のキイロ(コムアイ)…
全員が「こうありたい自分」を抱えながら、現実にはそうはいかないモヤモヤを抱えて生きているさまが、おかしくてもどかしくもあり、なんとも愛おしくもあり…
沙織もゴッホも良男もキイロも、まとめて応援したくなります。
沙織が酔い潰れ、感情を露わにするシーンの沢尻エリカさん、本当に息を呑むほど美しいです。
峯田和伸さんは、朴訥として不器用ながら熱い男の役がよく似合いますね。
大道具に囲まれた演劇のようなシーン・屋外での実写・アニメとくるくる変わる演出も、今まで観た映画にはない感じで、とても楽しかったです。
「猫は抱くもの」というタイトル…
「猫」は、いろいろな挫折や葛藤を秘めて生きる自分の象徴で、そんな自分を受け入れながら現実を生きていこう…という意味に感じました。
猫の視点が楽しいコメディー風感動作品
- haru
- 40代・女性
- ★★★★★(9/10)
- 僕のワンダフルライフ
沢尻エリカちゃん、やっぱり演技がうまいです。私生活では色々あったけど可愛さや演技力はバツグンなのでこれからもどんどん活躍して欲しいです。
なんせ最初のシーンが印象深いです。「ねこすて橋」と呼ばれる橋で毎夜、猫たちが集まり話し合うという設定がいい。本があっての映画はやっぱりどれも秀逸だなぁと感じます。猫の視点ではあるけれど、もはや源氏物語の「雨夜の品定め」のような談義だなぁと思いました。源氏の場合は、女性談義だけど、この映画では人間談義で色々身につまされる内容でした。ああいう描き方って今までにない感じだったので新鮮で不思議な感覚でした。
しかも猫が自分を人間だと思い込んでいて、猫の化身の役もあるので童話ちっくでもありました。吉沢亮くん演じる猫の良男も良かったなぁ。
エピソードはエリカちゃん演じる沙織と良男(猫)の話以外にもあったけど途中から、峯田和伸さん演じる画家のゴッホとキイロ(猫)が繋がって行くのがまた面白かったです。以前はアイドルだったのに解散後に田舎でレジ係をするというオチブレ設定なのに沢尻エリカちゃんが演じるとどうも綺麗すぎてちょっと浮いてる感もあったけど、化粧をナチュラルにするとまた地味に見えてくるのがスゴイ。
猫と人との触れあいもだけど、人の弱さや愛情なども描かれていてとても感動しました。
猫は抱くもの|作品情報(スタッフ・キャスト)
猫は抱くもの(映画)
原作 | 小説(大山淳子) |
監督 | 犬童一心 |
脚本 | 高田亮 |
公開年 | 2018年6月23日 |
興行収入 | – |
キャスト
- 沢尻エリカ
- 吉沢亮
- 峯田和伸
- コムアイ
- 岩松了