シリーズ
タイトル | シリーズ | 公開年 | 制作 | 話数 | 監督 | 脚本 |
沈まぬ太陽 | 映画 | 2009年 | 角川映画 | 全1話 | 若松節朗 | 西岡琢也 |
沈まぬ太陽 | ドラマ | 2016年 | WOWOW | 全20話 | 水谷俊之、鈴木浩介 | 前川洋一 |
再放送情報
現在、再放送情報はありません。
この作品のランクイン歴
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タイトル | シリーズ | 公開年 | 制作 | 話数 | 監督 | 脚本 |
沈まぬ太陽 | 映画 | 2009年 | 角川映画 | 全1話 | 若松節朗 | 西岡琢也 |
沈まぬ太陽 | ドラマ | 2016年 | WOWOW | 全20話 | 水谷俊之、鈴木浩介 | 前川洋一 |
現在、再放送情報はありません。
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感情移入して見ると楽しめる作品
ほそ 34歳・男性山崎豊子の小説「沈まぬ太陽」が原作です。
御巣鷹山で墜落事故を起こした前後の日本航空を題材にしたリアルな社会派のドラマです。
魑魅魍魎が跋扈する巨大な半官半民企業で会社の意向を気にせずにまっすぐに自分の信念を貫き通し、日陰の道を歩き続けることになる主人公恩地と、同期入社で時として姑息、違法な手段を使いながらうまく世渡りをしどんどん出世し、日の当たる場所を歩き続けるライバル行天の生々しくも悲しいやり取りに思わず時間を忘れて引き込まれていきます。
最終的に何とも言いようのない後味の悪い結末を迎える事になるのですが、そこに諸行無常、盛者必衰の残酷さを感じます。
もし自分だったらどちらの道を選択するだろうか、などと感情移入して見ると非常に考えさせられるドラマです。
徹底的な取材と史実に基づいて制作された作品ですので臨場感は抜群で、ドラマならではの嘘くささや演出を一切感じることなくリアルに楽しむことができるでしょう。
社会人として生き抜く姿に感動!
よっしー 40代・男性山崎豊子さんの名作の小説が原作のドラマ化された作品で、2016年5月からWOWOWで放送されました。
なお、この作品は2009年には映画化もされています。主演は上川隆也さん。同じく山崎豊子さん原作の「大地の子」でも主役を務めていましたが、悲壮感が溢れる山崎さんの作品には上川さんの演技は非常に合致しているようなイメージがあります。
舞台は日本航空、そして主人公は実在する社員(同社の労働組合役員を担当された恩地さん)で、彼が、日本航空という巨大組織の中で、自らの正義、社会にとっての正義を守るため、力強く社会人として生き抜く姿が描かれています。
ただ、大企業故の独自の保身的な理論がまかり通り、政府の方針も相まって恩地さんのような存在は疎んじられる結果になりますが、そんな中でも恩地さんは諦めず戦い抜く、というサラリーマンとしてはある意味、理想とする姿を描いている作品と言えます。
上川さんの眼力の強さがまた、恩地さんの生き様をさらにパワーアップさせています。
地上波でも放送すべきドラマ!
Mさん 30代・女性山崎豊子さんの作品が好きで、若いころから良く読んでいました。この作品も大学生の頃に、原作を読んだ記憶があります。
数年前に渡辺謙さん主演の映画を観ましたが、大作だった割に内容が薄く、映像化は難しい作品なのかと思っていましたが、このドラマ版はかなり良くできていたと思います。
まず、主演の上川隆也さんが期待通りの演技でした。こういう誠実で一本筋の通った役はやっぱり彼を措いてほかにはいないなあと改めて感じさせられました。
脇役の方達もかなり豪華でした。高度成長期の頃の、日本が良くわかる熱い作品でした。
野外ロケも荘大で、お金もかかってるんだろうなぁと思いながら観てました。
20話もあったのですが、途中ダレることなく、終始緊張感が感じられて、とても丁寧に作られた作品なのだろうなと思いました。
素晴らしい作品なので、WOWOWというのがちょっともったいないです。地上波でたくさんの人に観てもらいたいなぁと思いました。また、DVDでじっくり見返したいなあと思います。
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