映画『特捜部Q(全4作)』無料で見放題できるサブスク

特捜部Q

シリーズ

タイトル シリーズ 公開年 制作 話数 監督 脚本
特捜部Q―檻の中の女― 映画1作目 2015年1月24日 マグネット・コミュニケーションズ 全1話 ミケル・ノルガード ニコライ・アーセル
特捜部Q―キジ殺し― 映画2作目 2016年2月27日 マグネット・コミュニケーションズ、アクシー 全1話 ミケル・ノルガード ラスムス・ハイスタバーグ、ミケル・ノルガード、ニコライ・アーセル
特捜部Q―Pからのメッセージ― 映画3作目 2017年1月28日 カルチュア・パブリッシャーズ 全1話 ハンス・ペテル・モランド ニコライ・アーセル
特捜部Q―カルテ番号64― 映画4作目 2019年1月11日 カルチュア・パブリッシャーズ 全1話 クリストファー・ボー ボー・Hr・ハンセン、ニコライ・アーセル、ミケル・ノルガード

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特捜部Q|視聴者の感想と評価・評判

暗さに惹きつけられるミステリー映画

びんぼーじん
  • 類似作品(こんな作品が好きな人はハマるはず)ブレードランナー
  • 評価 ★★★★☆(4点)

映画「特捜部Q」の「檻の中の女」と「キジ殺し」のふたつを観ました。このうちの「檻の中の女」がとにかくすごい。

「檻の中の女」の魅力を2点、書きます。

魅力のひとつめは、映画全体を暗い雰囲気がおおっている、ということです。その暗さがいい。

ハリウッド映画でよくあるような、筋肉ムキムキの探偵が出てきて、しゃれた音楽にのって、敵をばったばったと倒し、「いぇーい、やったぜぃ!」みたいな明るく軽いノリの映画とは、まったく対極にある雰囲気の映画です。

魅力のふたつめは、犯人役です。

復讐の炎がめらめらと燃える、その暗い執念に、なんとも惹きつけられます。

実行している犯行は、非常に情け容赦のないものなのですが、犯人の復讐心を知ると、応援したくなるほどなのです。

このあたりは、「ブレードランナー」でルトガーハウアー演じるレプリカントが、仲間を殺された仕返しにハリソンフォード演じる刑事を痛めつけるのを観たときに感じた同情心に似ていますね。

じっくりとミステリー映画を楽しみたいという人なら、観て損はないと思いますよ。

よりリアリティのあるハードボイルド刑事映画

かず
  • 類似作品(こんな作品が好きな人はハマるはず)シャーロック・ホームズ
  • 評価 ★★★★☆(4点)

この映画は「特捜部Q」という原作小説をスウェーデンのドラゴンタトゥーの女などのミレニアムシリーズのスタッフが映像化したものです。

事件の書類整理の仕事をしている主人公が、相棒と出会い事件を解決に導いていくのです。

刑事ものですが、よりリアリティがあり、

ハリウッド映画のような派手さはありませんが、テンポもゆっくりめで、無理のない自然なストーリー展開や実際に起こっている事件のように重苦しい雰囲気が前編通してあります。

登場人物も主人公は笑うことない人当たりが悪いのですが、最後に見せる笑顔に救われたり、相棒の主人公をサポートするいい人ぶりや犯人の描き方などまさにハードボイルド刑事ものでした。

それらが魅力であり、気がつくと映画は終わっているほど引き込まれています。

劇中の個性的な登場人物による人間関係やストーリーを楽しむミステリー作品

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  • 類似作品(こんな作品が好きな人はハマるはず)ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女 殺人の追憶 ゾディアック
  • 評価 ★★★★★(5点)

普段はアクション映画など派手な映像が楽しめる単純明快な作品を見る機会が多いですが、シリーズ一作目となるこの作品の練りこまれたストーリーや個性的なキャラクターの設定にはすっかりはまってしまいました。主人公の警察官カールは偏屈でわがままで無鉄砲な男で、それが故に過去には同僚を巻き込んだ悲惨な事故を起こしていますが、そんな仕事ぶりの為左遷させられた書類整理のための部署、特捜部Qで出会った数年前の政治家失踪事件の再捜査を行うこととなり、本作で相棒となるアサドとの凸凹コンビで隠された事件の真実を探し当て、犯人を追い詰めていく過程はとてもスリリングです。コーヒーに人一倍うるさいカールとアサドの軽妙なやり取りはユーモラスでもあります。

真犯人は幼少期の自動車事故で人生を狂わされ、政治家となったミレーデを特別な方法で苦しめていきます。ミレーデへの恨みや執拗な拷問は半ば逆恨みのようにも感じられますが、物語の終盤、間一髪のところでカールたちによってミレーデが無事助けられるシーンは見ものです。

予告編にもありますが、この映画がミレニアムの制作スタッフによる作品であることに妙に納得してしまいました。冒頭に書きましたようにハリウッド映画のような派手なアクションやCGがふんだんに盛り込まれた作品とは一線を画していますが、事件を解くカギが絡まりながら物語が破綻なく進行し、練りこまれたストーリーで見るものを虜にする様はミレニアムとも共通するものと思いますので、興味のある方は是非チェックしてみてください。

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