シリーズ
タイトル | シリーズ | 公開年 | 制作 | 話数 | 監督 | 脚本 |
ずっとあなたが好きだった | ドラマ1 | 1992年 | TBS | 全13話 | 生野慈朗、加藤浩丈、桑波田景信 | 君塚良一 |
作品情報
脚本 | 君塚良一 |
監督(演出) | 加藤浩丈桑波田景信生野慈朗 |
キャスト | 中村久美佐野史郎坂井真紀宮崎ますみ小沢仁志布施博橋爪功賀来千香子野際陽子高田敏江 |
制作会社 | TBS |
公式 | 「ずっとあなたが好きだった」WEB公式 |
ウィキペディア | 「ずっとあなたが好きだった」Wikipedia |
再放送情報
現在、再放送情報はありません。
見放題で配信中のサービス
詳細は公式サイトへ(2022年07月05日調査)
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マザコンを広めた伝説的ドラマ
まる 40代・女性“マザコン”というワードを広めたのが、このドラマだと思います。
とにかく、佐野史郎さん演じる冬彦さんが強烈なインパクトを放っていました。
いい大人なのに、母親をママ呼ばわり。さらに、木馬にまたがりゆらゆら揺れる姿は、あまりにも衝撃的でした。
それが、端から見ると超エリートという、そのギャップに驚かされます。そんな冬彦さんを演じた佐野史郎さんもスゴかった。
何の迷いもなく、セリフや仕草だけではなく表情まで完璧で、まるで幼稚園児のような雰囲気を醸し出していました。
佐野さんに負けず劣らず強烈だったのが、野際陽子さん演じる母親です。こちらも、普段は和服を召し上品なお母様そのもの。でも、家では息子同様の狂気の人。
まさに、この母親にしてこの子ありを証明したような親子関係でした。
息子を持つ母親は、この作品を見て行動を改めた人も多いのではないかと思われるほど強烈なインパクトを放っていました。
また、賀来千香子さん演じる嫁のどMぶりが、このドラマの怖さを引き立てます。恐怖と刺激を求めるにはピッタリです。
狂気を感じる目が話せない作品
まつこまま 50代・女性今は亡き、野際陽子さんの、子どもに対する出来合いぶりはすごかったです。
また、マザコンと言えば「冬彦さん」、木馬に乗って、唇をかんでいるシーン、これはもう、伝説の域に達しているといえるものではないでしょうか。
佐野史郎さんだからできた演技ではないかと思っています。怖いもの見たさで毎回毎回見ていました。
主演は賀来千香子さんでしたが、賀来千香子さんよりも、その二人のからみの方がよっぽど印象に残っています。
それにしても、その時出ていた布施博さん、どうしちゃったのでしょうか。
賀来千香子さんがそっちの方が好きだった、といっても、なんだか魅力に欠ける人でした。まあ、優しいと言えば優しい人という設定ではありましたけど。
こういったきわもののドラマ、最近はあまりないように思うのですが、どうでしょうか。別の意味でのきわものはありますけど。
当時、このドラマは衝撃的でしたので、毎回くぎ付けになっていて、次の展開がどうなるのか、お腹の子どもがどうなるのか、これでよいのか、なんて思いながら観ていました。
主役よりも脇役が目立つ珍しいドラマ
ふじお 40代・男性賀来千香子さんと布施博さんの恋愛ストーリーかと思い見ていましたが、本来の主旨が違っていました。
ここで見逃せない人がいました。佐野史郎の体当たり演技、冬彦さんです。
脇役なのにインパクトが強すぎて、主役以上の働きでした。マザコンで、過干渉のお母さん役が野際陽子さんでした。
もう一つのドラマがあり、息子と母のやり取りが面白かったです。
女性から見れば、こういう男性は面倒くさい気持ちになると思います。
一緒に男性と話しているだけで、嫉妬してしまい、想像しただけで許せない気分になる冬彦さんは、ドラマの枠を超えていました。
いじけて下唇を出して、ウ~と叫ぶシーンが面白く見ていました。
部屋に木馬があり、冬彦さんがそれに乗りケチを付けるシーンは伝説になっています。
息子と母親のラブシーンも衝撃的で、冬彦さんの何でもする役がはまり、佐野史郎さんを見ると冬彦さんが定着しています。
何十年経っても消えない冬彦さんのイメージは、佐野史郎さんだから出来たドラマでした。
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